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社会福祉法人クオラ 創立50周年

社会福祉法人クオラは、2019年11月8日で創立50周年を迎えました。

これまで無事に運営できたのは、ひとえに皆様のご理解とご協力の賜物です。

謹んで感謝申し上げます。

50周年を迎えるに当たり、理事長 松下 兼一から、これまでの感謝と今後の抱負を申し上げます。


 

社会福祉法人クオラ 創立50周年に当たり

本日、社会福祉法人クオラは創立50周年を迎えました。

先ずは、諸先生方、さつま町、姶良市をはじめとする行政の方々、ならびに協力会社の皆様、法人・グループの役職の皆様、今日の礎を築いて頂いた諸先輩、そして私たちを支えて頂いております地域の皆様に、深く感謝申し上げます。50年もの長きにわたって、法人が存続し発展できたのは、多くの皆様からのご支援と、ともに働いてくれる職員の努力の賜物であります。感謝の念で一杯であります。

さて、当法人にとりましてこの半世紀は、まさにグループ理念である「よりよい暮らしを実現するパートナーとして地域社会に貢献する」のごとく、絶えず地域の声に耳を傾け、新たな目標に取り組んできた“挑戦”の日々でした。
昭和45年に最初の事業である特別養護老人ホームを開設すると、昭和54年には定員を90名まで拡大しました。また、同年には保育園を立ち上げ、高齢者福祉だけでなく、児童福祉の分野にも進出し、「総合的な福祉」の提供に向けての一歩を踏み出しました。
平成6年にはデイサービスを併設するとともに、さつま町から在宅介護支援センターを受託して、在宅福祉サービスにも挑みました。平成21年からは旧姶良町に、二つ目の特別養護老人ホームを開設し、県内でも珍しい1法人2施設の体制となりました。
以降、平成23年度には発達に課題のある子どもたちの通所施設を設立、平成26年度に従業員向けの保育所の設置、平成27年度に介護職員養成のための各種研修事業の開設を行う等、地域の「困り事」に向き合うかたちで事業を展開して参りました。
この間、幾度かの危機や苦難も経験しました。特に、措置から契約に変わり、介護保険制度がスタートしたとき、経営が思うようにいかず職員に頭を下げて回ったことなど実に様々なことがありました。しかし、その度に、全職員が「地域のために」という思いを胸に、一致団結して難局を乗り越え、ここまで来ることができました。

当法人は、まだまだ発展途上です。その意味で、50周年を「未来に向けての一里塚」としてとらえ、私はもとより職員一人ひとりが、50年という歴史をきちんと総括し、次の50年に向けて決意を新たにし、職員一丸となって新たな目標に立ち向かっていきたいと考えております。
そうした大きな目標の1つとして、来年度から既存の児童発達支援事業所を拡大し、さつま町轟町に児童発達支援センター並びに放課後等デイサービスの、発達に課題を抱える子どもたちを支援する拠点施設を整備する計画でおります。すでに設計は完了し、今月下旬からは工事が始まります。保育所を中心とした児童福祉事業から派生し、障害児福祉という新たな分野への大きな一歩となって参ります。検討しなければならない課題は山積みですが、子どもたちの健やかな成長と保護者の方々の安心した生活のため、全力を尽くしてまいります。

また、姶良市においても、10年前に開設した特別養護老人ホームが軌道に乗ったことを受けて、新たな事業展開を考えていく時期になったのではないかと考えているところです。こちらは、「具体的に何を」という計画があるわけではございませんが、県内で唯一人口の増えている街でありますことから、地域のために私どもにできることはないか、真摯に向き合っていければと思っております。

当法人の名称である「クオラ」は、クオリティ オブ ライフパートナーから名付けており、ロゴマークはQ・O・Lの三文字が重なり合っている様を示しています。地域のためにできることを懸命に考え、1つずつ丁寧に取り組んでいき、地域の方々から「困ったことがあればクオラに相談しよう」、「クオラなら安心だ」と言ってもらえるようになることが、私の最大の目標であり、夢であります。

当法人が持っている人材や資産、経験や知識・技術を最大限に活用し、当法人ができること、当法人に求められていることを精査し、地域に貢献する法人、社会にとって有用である法人、地域の発展に資する法人としてのあるべき姿を追求していきます。
50年前、私の父 松下 巌が「地域のために、自分たちができることに誠心誠意取り組んでいく」と言い法人を創設しました。それから50年が経った今も、こうした姿勢はなんら変わることなく、私
といたしましても、思いは当時の父とまったく同じです。

次代を担う人材の育成と活気ある職場づくりに法人を挙げて取組むとともに、新たなサービスの 創造を目指すこと。これが、第2のスタートラインに立った今の私の決意でございます。
今後とも、相変わらぬご指導・ご支援を、よろしくお願いします。

令和元年11月8日
社会福祉法人クオラ
理事長 松下 兼一

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