今月のテーマ
・1日の始まりは朝ごはん
・子どもの花粉症
・子どものなぜなぜ期
・トイレへの興味
1日の始まりは朝ごはん
朝ごはんは、体を目覚めさせエネルギーを補給し脳の働きを活発にするので、食事をする習慣をつけることは大切です。
子どもが目覚めた時、朝ごはんが作られる音を聞き、においをかいでおいしそうな料理を見ることで五感が刺激されます。そして食べ物を口に運び、楽しみながらよく噛んで食べることで胃や腸が目覚め、食べ物を消化・吸収することでさまざまな栄養成分が体に送られ、子どもの活動が活発になります。
朝のあわただしい時間の中で手軽に用意するには、そのまま食べられるものや温めれば食べられるもの、下ごしらえがされているものなどを活用すると便利です。
例えば、納豆・魚系の缶詰・ヨーグルト・バナナはそのまま食べれるものです。おにぎりや前日の残りものは温められれば食べられるものです。また、下ごしらえがされているもの、カット野菜・冷凍野菜・ゆで野菜に一品そえるなどすると、手軽な朝ごはんになるでしょう。
子どもは朝ごはんを食べることで、体温が上昇したり、排便を促したりします。1日の始まりに朝ごはんを無理なくとるためには起きて30分くらいしないと食欲が出ないので、早寝早起きは大切となるでしょう。
子どもの花粉症
花粉症の季節となると症状が見られるようになり、最近は低年齢の子どもにも症状がでることが増えているとも聞かれます。
花粉症は、花粉が原因で起こるアレルギー性の炎症です。体に入ってきた異物(花粉)を外に出そうと、体が必要以上に反応してしまうことで症状が出ます。症状としては、鼻水がよくでている・ひどい鼻づまり・鼻や目のかゆみ・くしゃみが続けて出るなどがあります。個人差はありますが、家族にアレルギー体質の人がいるとなりやすいという傾向があるようです。
花粉症の予防として
・外から帰ってきたら花粉をよく払ってから部屋に入る
・手洗いうがいをして顔を洗う
・外に出る時は、帽子や花粉のつきにくい素材の服を選ぶ
・マスクができる子どもはマスクを着ける
・規則正しい生活を心がけ免疫力を高める …などです。
子どもが鼻をかめる時には、片方の鼻の穴を押さえ、ゆっくりすこしずつかみます。
鼻を強くかみすぎると、耳を傷めたり、炎症がひどくなったりすることもあるので気をつけましょう。
子どもは目や鼻に症状が出ることで遊びや活動・睡眠にも影響がでることがあるため、耳鼻科でアレルゲンを調べてもらい、治療・予防など早めの対処を行っていくことが大切になります。
子どものなぜなぜ期
2歳児にみられる「いやいや期」が終わり、ホットしたのも束の間、子どもが「なぜ?」
「どうして?」を連発する時期があります。
子どもは、気になるものをみつけると見境なく「なぜ?」「どうして?」を連発して、親も時にどう答えてよいか困ってしまう事さえあります。
好奇心旺盛な3~4歳くらいの子どもは、「あれは何?」「何て言うの?」等、指差して名前について質問することからはじまり、4~5歳くらいになると「なぜ?」「どうして?」と物事の原因や理由、結果について質問するようになります。
その際は、
・できるだけその場で答えてあげましょう。
・また分からない時は「なんでだろうね」と、答えをいっしょに考えてみましょう。
なかには、「くすっ」と笑ってしまうような思いがけない子どもの言葉や、純真無垢なこころにふれることもあるでしょう。
子どもは正解が知りたくて質問しているのではなく、あくまで興味を持ったり不思
議に思ったことを口にしているのですから正しい答えではなく、あえて子どもにわかることばで話してあげましょう。
子どもの成長の芽を伸ばしていけるよう面倒がらずに、気持ちに寄り添い気長につき合ってあげることが探求心やコミュニケーション力を培っていくきっかけとなります。
トイレへの興味
トイレトレーニングは、いつごろからどんなふうに始めればいいの?ということをよく耳にしますが、まずは子どもが「トイレへの興味を持つ」ことはとても大切です。
子どもは生活のなかで親や家族がトイレに入る様子などをよく見ていますので、「トイレですっきりした」ということを日頃から伝えておくこともひとつです。そのうち、子どもがトイレに興味を持ち始めると、ズボンやお腹をさわったりのしぐさや意思表示ができることにつながります。そして成長とともにおしっこの出る間隔が2時間程度になると、トイレトレーニングが進むと言われています。
実際に、おしっこが出るかどうかは別に考えて、本人がその気になった時にトイレに座ってみるなど、トイレに親しんでおくだけでも違うと思います。また子どもにはおしっこをする時におしっこをしやすい姿勢があります。便座に座って膝はおよそ90度、背筋を伸ばして上半身をやや傾けることでおしっこが出やすくなります。その際に足がふらふらしていると不安定で子どもが落ち着かないと思うので、両足が床(足のせ台)にしっかり着いていることも大切です。さらに取っ手があると安心しておしっこができ、おまるでも便座でもこの姿勢が保てるように工夫してみましょう。
子どもが失敗しても、「すぐにきれいにしようね」「次はトイレでできるといいね」と声かけをし、トイレやおまるで出たときは「トイレでするときもちいいいね」と子どもの気持ちに寄り添っていきましょう。おむつとパンツを時間で区切り、午前中はパンツ・昼食時にははくおむつ等など、徐々にトイレでおしっこできるように根気よくかかわっていきましょう。
参考文献
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少年写真新聞社ほけんニュース
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楽しく食べようニュース ほか
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