お知らせ すこやかネット

子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2023年月9号

今月のテーマ

きょうだい子育て
子どもと絵本
生活リズムを整える
体を動かして遊ぶ

 

きょうだい子育て

 次の子どもを妊娠すると、上の子どもへの接し方が無意識に変わってしまうことがあるようです。上の子どもが甘えたがるのは、きょうだいが出来たことをなんとなく感じて不安定な気持ちになるのかもしれません。

これまで両親の愛情をひとり占めしていた子どもにとっては、複雑なようです。駄々をこねたり赤ちゃんのような態度をとったりと成長のうえではよく見られますが、時に強く要求することもあります。上の子どもが甘えて抱っこをせがむ時には、座って抱っこしてみましょう。

そして下の子が誕生したとしても、『上の子ども優先』という気持ちで子育てしましょう。上の子どもが母親を求めてきたら、赤ちゃんには少しの間待っててもらうよう「ちょっと○○するまで待ってね」と声かけして、上の子どもに接していくことは大切となります。

また赤ちゃんが泣いていたら、上の子どもといっしょにあやしたり遊んだり、またおむつ交換の手伝いをしてもらうなど、みんなの赤ちゃんという意識を持つと良いでしょう。

可能ならば身近な家族に赤ちゃんを見てもらい、ほっとする時間を持つこともお母さんの心のゆとりにつながっていくことでしょう。

 人生のうちで子育ての時ほどすばらしい時期はなく、赤ちゃんの世話に手も時間もかかりますが心のゆとりを持ってかかわっていきたいものです。子どもは次第にきょうだいのいる生活に慣れていくことでしょう。

 

 

子どもと絵本

 

 子どもの頃、ワクワク・どきどきした絵本の世界は年月を経て絵本を見ると、幼い頃にタイムスリップしたような懐かしい気持ちになり親に読んでもらった温もりを感じることもあります。

 絵本は、親もいっしょに楽しむことが大切です。絵本を読むことは、大好きな親が子どものために向きあって絵本を読んでくれる特別な時間になります。子どもは愛情を独占できる充実感と、やさしい語り口調からの安心感を持つことができ絵本を読んでもらった幸せな時間は、大人になっても大切な思い出となるでしょう。

 乳児に絵本を読んであげたとき、親のやさしい語りにこたえるように「あーあー」「うーうー」等の喃語を話す様子が見られます。さらに、絵本をさわろうと手をのばし、親と目線を合わせてにっこりと笑顔を見せることもあります。親は子どもの反応を受けて、子どもとのコミニュケーションに喜びを感じ子どもと共感する喜びをもつことができるでしょう。リラックス状態で絵本を見ていると、子どもはそのまま寝てしまうこともあります。安眠へいざなうことも絵本の魅力なので、入眠儀式として絵本を見ることも良いでしょう。

 乳幼児期の絵本遊びは、「ママとくっついてページをめくっているとなんだか楽しい」「絵本を読む時のママの声が優しくて絵本が好き」と思えれば、それでじゅうぶんなのです。 

 

生活リズムを整える

 

 近年、子どもの就寝時間が遅くなる傾向があり、睡眠不足が心配されています。

毎日の生活の流れの“生活リズム”は、睡眠・食事・活動を見直すことで子どもがより健康にすごすことができます。

 子どもの寝る時間と起きる時間が決まっていると、起こさなくても自然に目が覚めるようになります。カーテンを開けて朝日をみることで、目もしっかりと覚めてお腹もすいてくるでしょう。

朝ごはんをしっかり食べることで、一日の始まりの活力となります。朝ごはんを食べると、腸が動いていいうんちが出て、お腹もすっきりします。朝、トイレに行く時間を持つためには少しだけ早起きすることです。そして外で元気に遊ぶと骨も丈夫になり筋力もつき、さらに食欲もわいてくるでしょう。

毎日のお風呂は、からだについた垢やばい菌を流して病気から守ってくれるので、眠る1~2時間前に湯の温度はあまり熱さを感じない少しぬるめのお湯(40℃程度)にゆったり湯舟につかることで心身共にリラックスして良い眠りにつながります。

睡眠中はさまざまなホルモンが分泌され、寝入りばなの深い睡眠時の成長ホルモンは、骨を伸ばし筋肉をつけたり体を修復することで知られています。この深い睡眠をしっかりとることが子どもの成長を支え、脳を休ませて翌日の生活のリズムのカギとなります。

 親のライフスタイルは子どもの生活リズムに影響を与えがちなので、睡眠・食事・活動を整え、家族みんなで健康な毎日を過ごしましょう。

 

体を動かして遊ぶ

 

体を動かして遊ぶことは室内は狭く、思わず子どもは外に出て遊びだすこともあるでしょう。外にでると解放感があり、体を自由に動かせられる環境があります。

例えば、公園で親子がかけっこやかげふみなどすることは、自然に親子のふれあいが持てるでしょう。

幼児期は発達が著しく体を動かして遊ぶことで、ふいに転んだときには手をついてケガをしないように自分の身を守ることも経験していきます。また草花や虫、木の実など興味を持ち、子どもの好奇心や想像力などもいっしょに育まれていきます。体をうごかして遊ぶ楽しさや喜びは意欲を高め「動くって楽しい」と、さらに外遊びが好きになって身も心も大きく成長していきます。

子どもといっしょに、親も童心にかえって子どもと体を動かして遊ぶことで親子の

絆をさらに深め、健康で楽しい毎日につながります。

自然のなかで、「出来る範囲で・無理なく・楽しく」子どもの興味などに気を配りなが

ら、親子で体を動かして遊びましょう。

 

参考文献

  • 子どもたちの生活リズム今のままで大丈夫?

  • はじめてママ&パパしつけと育脳

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

 

-お知らせ, すこやかネット