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子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2020年8月号

投稿日:2020年7月27日 更新日:

今月のテーマ

熱中症予防のための水分補給
「待つ」だけで伝わる愛情
言葉のオウム返しの効果
遅らせないで!子どもの予防接種

 

 

熱中症予防のための水分補給

 

 

 

 

乳幼児の体重の約70%は水分です。汗と皮膚や呼吸から水分が蒸発することが大人より多く、尿中や便中にも水分が出ていくので、大人よりも脱水になりやすいのです。

しかも乳幼児は汗をかくなどの体温調節機能がまだ未発達のため、夏の暑い日は体温が上昇しやすくなります。また屋外では子どもは大人より小さく地面からの照り返しの影響を受け、気づかないうちに熱中症になることがあります。熱中症の予防には一度にたくさんの水を飲むと体に負担がかかるので、こまめな水分補給をしておくことが大切です。

 乳児は母乳やミルクが水分補給の基本ですが、白湯や麦茶も適しています。

また幼児は1日3回の食事に加え入浴前後、起床時と寝る前のコップ1杯の水が、熱中症の予防になります。日常や少量の汗をかいた後は水や麦茶などで十分です。糖分の多い炭酸飲料やジュースは飲みすぎることがあり、食事の量にも影響するので、水分補給には不適です。

 水分補給のタイミングは、のどが渇いた時はすでに体の水分が不足しているので、のどの渇きを感じる前に大人が意識して水分補給を行なうことが大切です。大量の汗をかくと、水以外にも塩分が失われるため、電解質(イオン)を含み吸収しやすいように糖分も含んだイオン飲料や経口補水液などが最適です。

運動前や運動中は、コップ1杯程度をゆっくり飲み、運動後は体重減少分を補う程度が目安です。のどの渇きを潤す場合は、口に含む程度なので水に限らず、お茶でもよいのですが熱中症予防のための水分補給となると飲み物の性質を知り、適切に行うことが大切です。

 

参考

水:朝や寝る前、入浴前後に飲みます。電解質が含まれていないので、運動時の水分補給には適さない。

お茶:麦茶が最適。カフェインやタンニンが含まれず赤ちゃんにも安心で、夏バテ解消・疲労回復効果あり。緑茶、紅茶などは利尿作用のあるカフェインを含むので、脱水予防には不適である。

イオン飲料:糖分が含まれていて飲みやすく、ナトリウム等の電解質に適した飲料です。日常的に水がわりに飲むと血糖値が高くなり、虫歯、肥満、ビタミンB1不足の弊害もある。

経口補水液:不足している電解質の水分の吸収を早めます。軽度から中等度の脱水状態の際にゆっくり飲ませると、点滴が不要になることもある。

 

「待つ」だけで伝わる愛情

 

 

 

「待つ」という行動は、愛情や思いやりがなければできない行為です。

人は、自分を待っていてもらえた時うれしく感じるのは、「自分は愛されている、または大事にされている」という存在感を感じるからでしょう。

子どもも同じです。待っていてもらえた時、安心感を覚えます。

たとえば、親子で出かける際に、玄関先で子どもが帽子を忘れたことに気づき「帽子を取っておいで」と言うと、子どもは「え~」とか言ったりしてためらうものです。

続けて「ここで待っているから」というひと言を伝えると、さっと部屋まで帽子を取りに行ったりします。もしかして親が先に出かけてしまうかも…などの子どものあらゆる不安が消えてなくなるからでしょう。

5歳くらいにもなれば、外出先でもひとりでトイレに行けるようになってきますが、促してもなかなか行きたがらないのが子どもです。そんなときでも、トイレのドアの側で「ここで待っているからおしっこに行っておいで」と言うだけで、子どもは素直にトイレに入ることがあります。もちろん親がトイレのドアの側で子どもを待っているというのは当たり前のことですが、それを言葉で伝えるだけで子どもは限りない安心感を抱くようです。

また子どもは、今、親に待ってもらっている時にも、

「待って~」「待っててね!」と言うことがよくあります。親に「待っていてもらえる」ことは、子どもにとってとても大切なことがわかるので、その時に「待っているからね」など安心できる言葉を伝えましょう。

大切な人に「待ってもらえた」、「待ってもらえる」喜びと安心の気持ちは、子どもの笑顔につながります。

逆に言えば、親は子どもを待つだけで、子どもに「愛情と思いやりと安心感」を感じてもらえるのです。いつでも子どもの心のなかに安心感さえあれば、素直な行動から積極的な行動にもつながっていきます。状況に応じて見守りや「待つ」その時に、子どもに安心の言葉を伝えていきましょう。

 

 

言葉のオウム返しの効果

 

 

 

子どもの言葉を丸ごと認めるために必要なことは、子どもが何か言った時オウム返しをすることです。

 たとえば子どもが急に「おなかが痛い」と言ってきたとき、「さっきあんなに冷たいものを食べたからでしょ」がひと言めに出たり、外出中、突然「おしっこ」と言ってきたとき「どうしてさっきしなかったの!」や「ここにはトイレないでしょう」という言葉がでるのは子どもの気持ちを認めていないからです。

 そう言うと「子どもの言葉を認めるのは難しい」と思われる方もいるのですが、実はとっても簡単です。言葉の「オウム返し」でいいのです。子どもが言ったその言葉を、そのままオウム返しに言って返すことで子どもの言葉の奥にある気持ちも受け止めることにつながります。

「おなかがいたい」と言ったなら、「えっ!おなかがいたいの?」

「おしっこ」と言えば「そうなの、おしっこなの?」。

長時間歩いて「つかれた~」と言ったなら、「もうちょっと歩いただけで……」なんて言わず、「疲れた?たくさん歩いたもんね」で大丈夫です。

子どもはその言葉で「お母さんは自分の気持ちを分かってくれた」と思い、嬉しくなります。

そして、その後に「今度から冷たい物ばかり食べないようにしようね」「おしっこは家を出る前にしようね」…等。その言葉に子どもは、聞く耳をもってくれます。

子どもの言葉を頭から否定し、いきなり責めるような言い方をしたときに比べ、素直な返事が返ってきます。

お母さんのひと言めが自分を認めてもらえたかどうかで、子どもの表情は違ってきます。子どもの笑顔を見ることも増えると、子育てにもいつの間にかちょっとしたゆとりさえ出てきて一層家族みんなの笑顔が増えていくことでしょう。

 

 

 

遅らせないで!子どもの予防接種

 

 

お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日咳では生後3か月までに、細菌性髄膜炎、麻しん(はしか)で生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると免疫がつくのが遅れ、重い感染症になるリスクが高まります。その助けとなるのが予防接種で、感染症などの病気に対する抵抗力(免疫)を作る「ワクチン」を接種することです。

予防接種と聞くと消極的となる保護者の方もおられるようですが、「ワクチン」を接種することは病気にかかることを予防したり、人に感染することで社会に病気がまん延していくことを防ぐことを主に目的としています。

定期の予防接種は個別接種が原則で、その具体的な順序や日程は、市町村のスケジュールや子どもの体調、病気の流行状況をみてかかりつけ医と相談して決めて下さい。

予防接種は体調の良い時に受けることが大切となり、その際は母子手帳を持って行きましょう。日頃から乳幼児健診など相談する機会で確認し、子どもの体質、体調など健康状態によく気を配って接種しましょう。

子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる機会も多くなってきます。

自ら病気にかかりにくくなるだけでなく社会全体でも流行を防ぐ効果があり、子どもが初めて集団生活に入る保育所や幼稚園等においても、健康な生活を送る事につながるでしょう。詳しいことは、市町村の保健師さんに尋ね、健やかな成長のために子どもにとって一番必要な時期に予防接種をうけることをお勧めします。

もし新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出を自粛して、子どもの予防接種を受けそびれた場合はお住まいの市町村の母子保健窓口にお問い合わせ下さい。

 

参考文献

  • 笑顔だけで子どもがかわる/PHP研究所

  • 予防接種と子どもの健康 / 財団法人予防接種リサーチセンター

  • ひと、くらし、みらいのために厚生労働省

  • たのしくたべようニュース/少年写真新聞社

 

 

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

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