今月のテーマ
・親子で外遊び
・「早くしなさい」の言葉
・家族の時間
・子どもの薄着
親子で外遊び
子どもは少々寒くても、元気に外に出て遊びたがります。大人は寒がり屋が少なくないですが、寒いからと言って室内で過ごすのはもったいないです。
天候によっては、風のある日、寒い日は冬のお日さまに暖めてもらう日なたぼっこをして、お日さまの暖かさを感じるのも良いですね。ベランダや玄関、庭先に出て大きく深呼吸!息を吸った時、鼻やのどが冷たかったり、はく息が白かったり、冬の空気を体いっぱいに感じてみることもいいでしょう。
この季節、買い物に出るついでにちょっとだけお散歩を楽しむこともひとつの方法です。歌をうたって歩いたり、歩くテンポを変えて早歩きやかけっこごっこをしたり、いつもと違う道を親子で歩くのもいろいろな発見がありそうです。落ち葉を拾って遊んだり、小さな枝を見つけて並べ、少し大きい子どもなら枝をふまないようにぴょんぴょん跳んで遊んだりも楽しいでしょう。
また近くの公園によって、タッチ遊びをしてキーンと冷たい物、冷たくない物を感じてみたり、すべり台などの遊具で遊ぶのも楽しみとなるでしょう。気をつけることは、マフラーやフード付きの服は遊具等で遊ぶときにひっかかることがありますので、薄めの服を何枚か重ね着して暑くなったら脱ぐなど衣服の調節をします。たまには温かい飲みものやおやつで、疲れたらでちょっとひと休みすることも楽しみとなることでしょう。
四季の変化を親子で楽しみ、特に暑さや寒さに適応できる体力を作るために無理のない範囲で外に出てみましょう。
「早くしなさい」の言葉
子どもは大人と違い、感性が豊かで五感で感じるものにひとつひとつ興味や関心を示します。子どもの時間で生活が流れていくのに、現代の生活はせわしないうえに母親は家事に仕事にと、やることが盛りたくさんで、それこそタイムリミットに追われているような状態です。
親は自分でも言いたくないと思っていても、つい「早くしなさい!」と、子どもに言ってしまいがちです。
たとえば、
「早く食べなさい」「早く着替えなさい」「早く寝なさい」「ほら早く行くわよ」など、よく見聞きしがちな風景です。気がつかないうちに子どもに命令口調で接してしまい、子どもも大人から指示されていると自分自身で考えることが出来なくなってしまうこともあり、親の言いなりや、指示待ちの子どもになってしまうかもしれません。自分自身で考えて、自分で決められる子どもの自主性に働きかけるような声かけが大切になってきます。そのための言葉かけのひとつとして、子どもの予定を聞くことです。予定を立てる主体が子どもに移ることになり、“子どもが自分で決める”というのがポイントで、そこには責任が伴うので自分でやろうとする力、自立していく力が繰り返すうちに身について行くことでしょう。
赤ちゃんのころは時間のかかる授乳にも寝かしつけにも、
「早くしなさい!」なんていったことはなかったのに、子どもが大きくなると頻繁に親の口から出てしまいがちな言葉ですが、それに気づくことは親としてもよいことです。子どもの自主性を育てるために、ひと呼吸したり、時間に余裕が持てるといいですね。
家族の時間
休日を家族でどう過ごされていますか。心も体もリラックスして子どもと過ごしてみましょう。
例えば、
・ゆっくりとしたリズムで過ごす
平日の疲れが取れずに休日を迎えるケースが多いものです。普段仕事や家事で疲れているからこそ、休日に疲れ過ぎないように、無理のない過ごし方を検討してみましょう。
・時々子どもに計画を立ててもらう
親が思う「楽しい」と子どもが思う「楽しい」は異なることがあるため、子どもの意見を尊重してあげましょう。子どもの年齢にあわせた計画を立てることで、より満足の休日を過せることでしょう。
・家事を一緒に済ませてから休日を楽しむ
休日には、日頃できない家事をすることもあります。少し大きくなると子どもと一緒に部屋をきれいにしたり、できるお手伝いをすることでおもちゃをかたずける習慣にもなるでしょう。
子どもと過ごす休日は、楽しく貴重なものです。休日を楽しく過ごせれば、子どもも大人も集団のなかでも“元気な毎日”になることでしょう。
子どもの薄着
「子どもはかぜの子」と言われるように、赤ちゃんでも5∼6か月を過ぎると体温調節もできるようになって、着るものとしては大人より1枚少ないくらいの服装でよいでしょう。
成長とともに、寒い時期でも長袖を着ていると暑いと感じてしまう場合もあり、冬でも半袖、半ズボンで平気な子どもがいて、大人が見て寒そうに見えますが元気に過ごせていれば問題はありません。
ただ、極端な薄着はかえって風邪の原因にもなりますので注意が必要です。人は体温が下がると代謝が不活発になり、免疫に関連する抵抗力が低下します。その上に冬は空気が乾燥するというウイルスにとって有利な条件となります。薄着をこころがけるのは大切ですが、体温が下がりすぎてしまう状況は健康にはよくありませんので、個人差や状況に応じて判断しましょう。
たとえば、朝はちょっと寒いと感じても、動いているうちに暖まったら一枚脱いですごすことがいいでしょう。震えながらずっと我慢することは良いことではなく、それこそ風邪の引き金にもなりかねません。乳幼児期には、マッサージを取り入れたり、乾布摩擦なども一つの方法で、肌を清潔にし、タオルでこまめに拭くことで肌も鍛えられます。
子どもが「薄着」で過ごすために、睡眠を十分に取り、食事をきちんと摂って体調を整えましょう。そして、体温維持に必要なエネルギーや体力をつけて無理なく薄着の習慣をいけるとよいでしょう。
参考文献
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0歳児から5歳児行動の意味とその対応
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ママスタセレクト
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ポット ほか
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