すこやかネット

子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2020年2月号

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今月のテーマ

子どもの物の取り合い
片づけじょうずへの近道
子どもの「見る」動作は遊びにつながる
うんちとおしっこへの興味と心がけ

 

 

子どもの物の取り合い

 

 

 

 

 

おもちゃや物の取り合いは、子どもの「心の成長」の現れです。

夢中であそんでいるうちに『これは自分の物』という愛着心や執着心の芽ばえから、おもちゃや物の取り合いとなるのも無理はありません。

当然、他の物で気を紛らわすことはむつかしく、時に激しい取り合いとなることもあるでしょう。

子どもたちが危険な行為にならないように見守り、これが好きなのね』『(相手も)同じものが好きなんだって』など、子どもの気持ちに寄り添いつつ話してみましょう。

その時に大切なことは、『子どもの気持ちを受けとめる』とともに、『こうしたらどう?』とフォローしたり、年齢によっては『どうしたらいいかな?』と問いかけをして、子どもと同じ気持ちを共有し、考えるきっかけを作ることも大切です。

このような経験を積み重ねて行くと、いつの間にか子どもはわかってきます。そして「できたらほめる」ことも重要です。ほめられた経験は、子どもの自信となります。

こうして子どもは遊びを通して学んでいきます。遊びながら考えたり、また相手の気持ちへの気づきや理解にもつながっていくことでしょう。まずは目の前の子どもに向き合い、しっかりと子どもの声に耳を傾け、語りかけながら遊びと経験をしていきましょう。

 

片づけじょうずへの近道

 

 

 

 

子どもは常に前を向いています。振り返ったり、周囲を見まわしたりしません。

ドアは開けるけど、ちゃんと閉めない。次はコレ、その次はコレ、遊びながら次の遊びがひらめいてまた別の物に手をつける。途中で片づけなんて始めたら、せっかくふくらんだ遊びのイメージがしゅんとしぼんでつまらなくなってしまいます。片づけをさせたいなら十分遊んでから、最後の最後に親といっしょに片づけましょう。そして実は、片づけるには『ほめる』のがいちばん効果的なようです。

 そもそも『片づける』という言葉は抽象的で、子どもには難しいのです。『おもちゃはこのかごにいれてね』『絵本はこの棚に』と具体的に導いてください。そして出来たら、『助かったわ』『できたね』という親のほめ言葉が必要なのです。親にほめられること、親の役に立つことは子どもにとって誇りなのです。もちろん、整理整頓は簡単には身につきません。『散らかっているから片づけよう』と思えるのは、だいぶ大きくなってからなので、気長にいきましょう。

また部屋の一角に子どもスペースを作り、『ここから外におもちゃを出さない』と決めるのもひとつの方法です。子どもは自分のスペースが決まっていれば、そこからはみ出さないように注意します。興味をなくしたおもちゃ、発達段階に合わないおもちゃは奥の方に片づけておき、夢中で遊べるおもちゃで集中して遊ばせるのもよいでしょう。

散らかった環境で育ち続けると別ですが、幼児期に片づけられなくてもほとんどの子どもは家庭の文化が身につき、必要な場面がくればちゃんと片づけるようになるものです。

 

 

 

子どもの「見る」動作は遊びにつながる

 

 

 

子どもの遊ぶ力は、乳児期の「見る」という経験が大切になります。まだ自分で身体を動かしたりおもちゃに手を伸ばしたりできない赤ちゃんの頃にも、目で物事を見る事からすでに遊びは始まっています。

本来赤ちゃんの中にある見ようとする力や動く物を目で追う力を、充分に支え高めていくには周りの大人の働きかけや語りかけが必要になります。それが充分であれば子どもが自分でおもちゃを手にしたり、自分の意志や力で活動できるようになった時に、自らほかにも働きかけ積極的に「遊べる子」になっていくでしょう。

3か月頃から、次第に赤ちゃんは目で物をとらえ、動くものを目で追うことが出来るようになります。赤ちゃんにおもちゃを見せたり手におもちゃを握らせる時に大切なことは、まず声をかけ赤ちゃんの顔の正面で見せましょう。

そして赤ちゃんの名前を呼び、『ここだよ~』『いいおとするね』と声をかけ、赤ちゃんの瞳に『見つけた!』といった表情を確かめ、おもちゃをゆっくり左右に動かす親子の遊びが楽しめるといいですね。

語りかけながら目線を合わせることでさまざまな力が芽生え、いろいろな五感の刺激とあそびの経験を通して子どもは成長していきますので、幼い頃からの「見る」経験を大切にしていきましょう。

 

 

うんちとおしっこへの興味と心がけ

 

 

 

 

子どもは「うんち」や「おしっこ」という言葉や話題に敏感です。幼い子は、自分のうんちやおしっこに触って親を驚かせたり、4・5歳になるとそれや下ネタを話題にすることを恥ずかしがるようになったり、わざとそういうことを言ったりしますが、デリケートな部分なので、集団生活をしていくうえでも大切な関わりとなります。

例えばおもらしを集団の場でしてしまった場合、年齢や個人差によってはその際の配慮が大変重要になります。なかにはトイレの使い方に慣れない、人に見られるのが嫌だ、便器の様式がいつもと違うという場合もあります。トイレは、親と一緒でないと不安だとか、パンツを脱がないと排泄出来ない等、我慢をしてしまう子どももいます。

原因はさまざまなので、トイレに付き添うことで不安を取り除いていくことも大切でしょう。子どもの様子を把握し、失敗があってもそれを責めることがないようにしたいものです。また排便のリズムが出来るように食事の時間、内容を考慮していきましょう。

大切なことは、おしっこやうんちが出ることは、元気な証拠であることも伝えて失敗から消極的になってしまうことのないように、安心して過ごせるように不安を取り除いていきたいものです。もし就学前でも頻繁に失敗する場合は、保健師や専門家に相談してみましょう。

 

参考文献

  • 『今日からしつけをやめてみた』
  • 『発達がわかれば子どもが見える』  他

 

 

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

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