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子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2025年11月号

今月のテーマ

子どものスキンケア
うす着の習慣
人見知りと後追い
子どもの「見て!見て!」

 

 

子どものスキンケア

秋から冬にかけては空気が乾燥し、皮膚も乾燥しやすくなる時期です。

特に、幼児の皮膚は薄く水分が少ないうえ、大人よりも乾燥しやすく、皮膚の乾燥はかゆみにもつながります。

乾燥しやすい部位は、頬、首、腕、手足などの外気にさらされるところです。これらの部位を中心に、保湿剤をぬるとよいでしょう。

また乳児の場合は、全身を保湿します。お風呂から上がった後に、やわらかいタオルで優しく水分を拭き取り、その後、保湿剤をぬるようにしましょう。クリームや軟膏は固くなることもあり、そのままでは皮膚にダメージを与えるため、ぬる前に手のひらや甲にクリームなどをぬって温めてやわらかくしてから各部位に広げるようにぬるとよいです。

また唇も皮膚が薄く、皮脂も少ないため乾燥しやすく少しの刺激でも炎症を起こしてしまい、唇を舌でなめる、歯で唇をこするなどの動作は唇の荒れにつながります。そうした行動が子どもに見られる場合は、「乾燥しないように唇にぬっておこうね」と子どもに伝えてから白色ワセリンなどをぬり、保湿を心がけてみましょう。

 

 

うす着の習慣

 

 

子どもは体を動かして遊び、新陳代謝もよいため寒くなっても暑がりです。

とくに気温が下がる季節には風邪をひかせないようにと、つい厚着にさせがちです。

暑い寒いを感じるのは、気候にもよりますが環境や活動内容にも左右されます。寒いからといって暖かい部屋の中ばかりにいると、子どもは運動不足にもなりがちです。天候や気温に合った服装で外に出て遊ぶと、体も鍛えられ抵抗力も養われるでしょう。

そして何より、うす着で過ごすことで運動しやすくよく遊ぶことにつながります。子どもは遊ぶことで食欲もでて、夜もぐっすりと眠り自然に皮膚や粘膜がきたえられ体がじょうぶになることで風邪もひきにくくなります。

最近は、どこでも冷暖房設備が整っている環境が多いですが、子どもは体温の調節がうまくできないので時と場所に応じてこまめに着たり脱がせたりし、衣服で調節しましょう。また、子どもの衣服は大人より1枚少なくを目安にして、薄着の習慣をつけるように心がけていきましょう。

 

人見知りと後追い

 

 

生まれて数ヵ月すると、親以外の人が抱っこすると泣いたり、母親の姿が少しでも見えないとぐずったりしてしまうこともあります。知らない人に会った時に泣かなくても、じっと相手を見つめたり顔を隠したりする時も同じです。

この様子は知っているものと知らないものをはっきりと知り分け、知らないものへの不安があるからです。子どもが遊んでいる時はそばで見守り、親を求めた時には“ここにいるよ”と安心させましょう。

また、はいはいが出来る時期でもあり、母親の後を追いかける後追いの時期でもあります。後追いも人見知りと同じで発達の大切な時期です。追いかけっこ等の遊びを取り入れ、抱っこしたり、遊びにじっくりつきあってみましょう。

日常生活ではずっとそばにいることは難しい時もあるでしょう。同じ部屋にいても親の姿が見えなくなることで不安にならないように「ここにいるからね」と伝え、戻ってきたら抱っこして、「待っていてくれてありがとう」と言い、繰り返すことで“待っていれば必ず戻ってきてくれる”と感じるようになるでしょう。

 

 

 

 

子どもの「見て!見て!」

 

 

「パパ、逆上がりが出来た、見て!見て!」「ママ、石の下にダンゴムシがいたよ」など、子どもから言われたことはありませんか。

子どもは感じたことや、思ったことを『これ見て』『ねぇ、聞いて』と伝え、行動に表します。そして誰かに伝えることで、言葉の幅を広げ、コミュニケーションを高めていきます。

この時、親は「そう、よかったね」で終わらず、できるだけ“嬉しいこと、楽しいことを伝えたい”という、子どもの思いに共感して受け止めていきましょう。

たとえば、「逆上がりが出来たの、すごいね!パパもやってみよう」とか、「ダンゴムシ、ママも見たい」「あ、突っついたら丸まったよ」と大人が返す言葉によって、子どもは“もっと伝えたい”“知りたい”と探求する心が育つでしょう。

子どもの好奇心を受け止め、子どもの「見て」「聞いて」の思いに共感し、応えていきましょう。

 

 

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

 

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