今月のテーマ
・赤ちゃんと遊ぼう
・こどもの問いかけ
・朝の排泄の習慣
・こどものおやつ
赤ちゃんと遊ぼう
生まれて一日のほとんどを眠っていた赤ちゃんは少しずつ目を覚ましている時間が増えてきます。泣いて、ぐずって、関わりを求める赤ちゃんもいれば、ぐっすり寝ていて手がかからない赤ちゃんもいます。
親の方から関わりを求めていくことが大切で、赤ちゃんが起きている時に話しかけたり、抱っこしたり、スキンシップをしたり、ふれあい遊びをしたりしてみましょう。赤ちゃんが首をふれば、親も首を振り、赤ちゃんがほほ笑んだら、親も一緒ににっこりほほ笑み、楽しい雰囲気になります。
赤ちゃんが発する音声をどんどん真似するのもよいでしょう。例えば、喉の奥から何とも言えないかわいい声で「アーアー」「アクン」などと、声を発するようになれば、親は嬉しくて、つい「アクンなの、アークン」と声を返します。すると、赤ちゃんも嬉しそうに「アクン」とまた声を発します。親が少し大げさに表情をつけたり、色々な調子の声で話しかけると、赤ちゃんもそれに応えるように声を出すようになります。
そして、赤ちゃんの思いや表情に親が応えたり、大好きな人と関わることが赤ちゃんの心と身体の健やかな育ちにつながるでしょう。赤ちゃんとたくさん関わりを持ちましょう。
こどもの問いかけ
子どもの知りたい、わかりたいという欲求が質問になります。例えば、「何でお花に水をあげるの?」「どうして、お風呂に入るの?」など、子どもの質問はすぐに答えられるものから、答えが難しいものまで色々です。
子どもが興味や関心があり、“まだ知りたい、話したい”という思いに、親はわかりやすい、たとえばの話しを入れて、問いかけに応えるようにしましょう。「お花になんで水あげるんだろうね」と親の方から話を持ち掛け、考える時間を持ちましょう。
そうすると、「お花さんはお水をもらってどんなお顔をしてるかな?」「にこにこ。おいしい」「そうだね。そう言ってるかもね」と次々に話がつながり、興味も広がる事でしょう。
会話が楽しくて「それで?」「それはどうして?」と、また質問攻めになるかもしれませんが、子どもは自分の問いかけを聞いてもらえたこと、一緒に話す時間があったことで満足し、納得しやすくなるでしょう。
また、家事の途中や外出先で慌ただしい時に難しい質問が来ても、「一緒に考えよう」と言う対応は大事です。子どもは自分の問いかけを聞いてもらい、思いに寄り添ってもらうことで満足するでしょう。
朝の排泄の習慣
こどもの健康的なうんちの状態とは、年齢にもよりますが、皮をむいたバナナ1本分ほどの大きさで、色は黄土色のような黄みがかった茶色です。また、排便の際に痛みが伴うこともなく、するりと出るのが特徴です。そして何より排便によって「すっきりした」という感覚があることが大切です。
まずは、こどもといっしょに早寝・早起き・朝ごはんの習慣づくりをしてみましょう。夜はぐっすり眠ることで、朝起きたときにはうんちは肛門近くまで下りてきています。空っぽの胃袋に朝ごはんが入ると、その重みに反応して直腸の動きが活発になりうんちを出したい反射が起きます。そのタイミングでうんちを出す習慣をつけていきましょう。朝の排泄は、一日の活動や遊びにもよい影響となります。
もし朝、便が出なかったとしても、便意を感じた時に我慢することなく、トイレにいくことが大切です。「うんちがしたい」というこどものタイミングには、時間の余裕とリラックスできる環境を意識し、朝の便座に座れることです。あわせて、食事には食物繊維を含む果物や食品、乳製品などを摂るようにし、日中はこまめに水分を取りましょう。また、便がでた時には「すっきりしたね」と声をかけてあげましょう。
また大人と違って、まだまだ筋力が弱い幼児は排便の際に力む力がなく、うまく排泄できないことがあります。筋力をつけるためには、たくさん遊ぶことも排泄の習慣には大切でしょう。
こどものおやつ
こどもはおやつが大好きです。おやつは、三食の食事で足りない栄養やエネルギーを
補うことでも大切です。
しかし、「おやつばかり食べてご飯を食べない」ということは栄養のバランスなどに影響があります。おやつばかりに関心が向くときには、こどもを遊びや散歩などに誘ってみましょう。生活習慣を見直し、「3時のおやつ」のように家庭でもおやつタイムを設けて親もこどもといっしょにその時間を楽しむとよいでしょう。
「おやつを食べすぎてしまう」場合はお菓子なら袋で出すのではなく、最初からお皿に適量を入れて出すようにします。こどもの欲しがるまま与えると、肥満やむし歯の原因にもなりかねません。必要以上に買い置きしないことも大切で、食事との間隔が2~3時間あくようにしましょう。
また、こどもがぐずった時にご機嫌取りでおやつをあげることが重なると、こどもは「不機嫌になるとおやつがもらえる」と覚えてしまい、要求がエスカレートすることもありますから注意が必要です。
おやつも食事も、家族で「楽しくおいしくたべられる」ように、おやつにおにぎりなど工夫してみましょう。
※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。