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子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2024年5月号

今月のテーマ

子どもらしさを大切に
トイレへの誘い方
子どもの外遊び
ありのままの姿

 

 

子どもらしさを大切に

 

今、わが子にどのように向き合っていますか。

子どもはかわいくて、ひとりひとりが特別な存在です。自分という存在を発揮して、きらきらしている子どもをみると「尊いいのち」を実感しうれしくなります。

子どもは、よく食べて、よく眠って、小さいからだからみなぎるエネルギーを秘め、自分の五感(感覚)をすべて使って、よく遊びます。その子どものきらきらなまなざしは、はじめてみるものやおもしろそうなものを見つけると、駆け出していってそばで見るだけでなくさわったりと、毎日が発見の連続のようです。そんな体験をそばで、「見ているよ」「大丈夫だよ」というまなざしを向けてくれる親の存在を子どもは求めています。子どものまなざしに応えて、いっしょに「楽しいね」「ふしぎだね」と、思いにより添っていきましょう。

そして、なにより子どものありのままの姿を認めてくれる親の存在がいちばん大切なのです。それは、子どもがひとりの人としての尊厳を大切にされての生活といえるでしょう。

次第に子どもは自分の考えやゆたかな思いを育み、生涯の根っことなる大切な育ちにつながっていくことでしょう。

 

トイレの誘い方

トイレトレーニングは、子どもがトイレを嫌いにならないようにかかわることが大切になります。しかし、排せつという生理現象は、本人もなかなかコントロールしにくいもので、上手くいかなかった場合、子どもはとても嫌な思いをすることを忘れてはならないでしょう。

そして何より子どもは失敗してあたりまえで、『パンツがぬれたら、きもちわるい』という感覚を経験します。気持ち悪さのなかで、すぐに濡れたらきれいにしてもらって『きもちよくなった』ということを繰り返していくことが、次第にトイレに行くことにつながっていきます。

子どもは、成長とともに膀胱におしっこが溜められるようになって排尿の間隔が2~3時間となり、しぐさや言葉で教えたりトイレに関心をもつようになったら、親子でトイレに行ってみましょう。

また、子どもが遊んでいる時は遊ぶことに夢中なので、遊びがひと段落したときに、「トイレに行ってみる?」と誘って、「行きたくない」と言えば、「じゃあおしっこが出そうになったらおしえてね」と声をかけましょう。何かに集中している時は、「○○が終わったらトイレに行こうか」と、予告しておく方法もよいでしょう。

トイレに誘うタイミングもおしっこがたまっていそうな朝起きてすぐ、食事の際、お出かけ前後や寝る前、何より子どもがおしっこをしたそうな時にいっしょにトイレへ行ってみましょう。

子どもの好きな絵などをトイレに飾っておくと、居心地の良い空間なるかもしれません。

 

 

子どもの外遊び

 

日焼けした子どもの肌には健康的なイメージがありますが、子どもの皮膚は大人よりもデリケートで、皮膚へのダメージを考えると紫外線を浴びすぎないことが大切です。紫外線対策は一年中必要ですが、秋や冬に比べて春や夏の方が、紫外線が強いことからより注意が必要です。この時期は1日の内で午前10時〜午後2時までの時間帯が一番紫外線が強くなりますので、午前中や夕方の気温の低い時間帯を利用して、長時間日差しに当たることは避けましょう。日よけを利用したり、日陰で遊ぶことも大切です。時間は30分を目安に考えましょう。

そして、戸外では帽子をかぶるようにしましょう。光を反射しやすい薄めの色、UV素材の服や頭やうなじに日差しが直接当たらないように日よけを付けた帽子を使うのも良いでしょう。

海など、日差しがどうしてもあたってしまう顔や手足などの部分には子どもの肌にあう日焼け止めを選んで塗ることもおすすめです。

これからの時期は気付かないうちに熱中症になることもあります。大人よりも脱水症になりやすいため、外遊びの前や途中でこまめに水分補給をし、休憩をしながら遊ぶようにしましょう。

水分補給には白湯や麦茶が適しています。

紫外線や熱中症を避けるため、室内遊びが多くなってしまう方もいるとは思いますが、子どもは外遊びが大好きです。遊びを通して、発見し、学び、‟楽しい“と感じて、また遊びたいと外遊びへと気持ちが向いていきます。この時期から少しずつ外遊びで外の空気に触れ、夏の暑さに体を慣らし、熱中症を予防していきましょう。

季節、時間、天候、場所を考えて紫外線を防ぎ、熱中症を予防しながら外遊びを楽しみましょう。

 

ありのままの姿

 

親は、比較する相手がいるとついつい意識してしまい子どもを評価してしまいがちです。

他の子と比べて我が子の優れていることをよいこととして捉え、困っていることを育てつらさとして捉えているわけで絶対的な評価ではないようです。

子どもはひとり一人違いがあり、子どもの特性を他の子と比べてしまいがちですが、どちらも根本にあるのは “その子らしさ ”に違いありません。言い換えるなら “その子らしい個性です。

子どものありのままの姿を見つけるには、

例えばよく動く子どもであれば運動能力の高い子ども、よく質問してくる子どもであれば、興味深い子どもと捉えてみましょう。

子どもの姿に少し見方を変えることで『○○○は出来ないけれど○○○なら出来る』『○○○は嫌いだけど○○○は好きだ』と子どもの意欲のある姿をそのまま受け入れて、他人と比べないことも必要でしょう。

 

参考文献

  • 子育てを元気にすることば
  • 子どもの権利条約キャンペーン資料
  • あそびと環境 0,1,2歳
  • 長所を伸ばす5つの習慣

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

 

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