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子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2024年9月号

今月のテーマ

子どもの質問
寝る子は育つ
熱中症について
便秘にならない工夫

 

 

子どもの質問

 

子どもはよく「これ、なあに?」と聞いてくることがあります。好奇心旺盛な子どもは身のまわりのものに関心があって、大人が気に留めないことにも質問をしてくることがあります。子どもと道を歩いているときに目についたものや、お母さんが家事をしている時などに、「これ、なあに?」とたずねてきます。たいていの場合、くわしく教えなくても聞いてもらえたことで満足することもありますが、さらに「なぜ?どうして?」を連発するようになります。

たとえば、「どうして、お空は青いの?」「なぜ、お花に水をかけるの?」など、不思議に思ったことをそのまま親や大人に次々と聞いかけてきます。その時は、「お空は、お天気がいい日は青いの」「お花ものどがかわくのよ」等と、子どもの理解できる言葉でこたえましょう。つい忙しいからといって、「また、あとでね」「おでかけしようか」などと先のばしにしてしまうと、かえってしつこく聞いたり、子どもは質問すること自体がいけないことなのかと思ってしまいかねません。

大切なことは、子どもの発見や観察力をきちんと認めて、「よく気がついたね」「そうだね」「ふしぎだね」などと子どもの気持ちにより添いながら会話をしていくことです。幼いながらも芽生えたまっすぐな質問に、思わずほっこりすると同時に親子でお話しする楽しい時間になっていくことでしょう。また成長していくなかで、子どもの質問に対して「それは、どうしてだと思う?」と反対に子どもに聞くことで、親子で考えたり調べたりするきっかけとなる事も少なくありません。この成長の機会を、大切にしていきましょう。

 

寝る子は育つ

 

乳幼児は、眠る時間が長いといわれます。良い眠りのためには毎日の生活のなかで決まりごとや、生活のリズムをつくっていくことは大切となります。“寝る子は育つ”と言われるように、特に乳幼児期の睡眠は、体や脳の機能をつくるためのものです。子どもは起きている間に、五感を使って得たさまざまな情報を眠っている間に記憶として整理し、大脳を発達させているのです。さらに、生後3か月ごろからは睡眠中に成長ホルモンが分泌するようになり、それによって体の新陳代謝をうながし細胞組織を修復し再生するので、夜更かしをしないように早寝の習慣をつけることが大切です。

例えば、絵本を読む、子もり歌をうたうなど決まり事をつくると就寝時間が定まってきます。また、就寝時間30分前にはテレビを消し気持ちを落ち着かせ、寝る時間になったら部屋を暗くして、眠りにつく環境をつくるのもひとつの方法です。いつまでも明かりがついていると、寝つけないことも少なくありません。家族の帰りが遅くなるようなことで寝る時間と重なってしまうと、せっかくの眠気がどこかにいってしまい子どもが遊びだしてしまうこともあります。もし寝る時間と帰宅時間が重なったときには、就寝の雰囲気をこわさないように工夫してみましょう。たとえ、夜遅く寝たとしても、そういう時こそ、朝いつも時間に子どもを起こし、朝日を見て、朝のひかりを浴びることにより、体内時計がリセットされています。

またお昼寝は体を休めるための休息に過ぎないので、長く寝かしすぎないよう1時間半くらいで起こし、日中は自然のなかで体を動かして十分遊ばせることは大切です。

熱中症について

 

外遊びがしやすい秋でも、暑い季節と変わらず子どもの熱中症には十分な注意が必要です。秋は、朝夕の気温が下がり涼しさを感じるため、つい油断しがちになりますが、日中は夏日を思わせるような暑さが続きます。特に車の中は、あっという間に温度が上がり、寝ているからとか少しの間だけと、子どもを置いて車を離れるのはとても危険です。エンジントラブルや目覚めて誰も車内にいないとわかりパニックになって泣いたり、誤ってスイッチを押したりする危険があります。車を離れる時は短時間でも、車内に子どもだけを置いていかないようにしましょう。

車に長時間乗る機会では、熱中症や照りつける秋の日差し対策としてチャイルドシートのそばには日除けがあることで安心につながります。熱中症にならないように、こまめに水分補給をし、ご飯を3食食べ、夜は早めに寝て睡眠を十分にとって、元気にすごしましょう。

 

 

便秘にならない工夫

 

最近、子どもの便秘で通院している子どもが増えているようです。朝食を摂らない子どもの増加や繊維質の食物摂取が少なくなったことなどがあげられています。食事を摂ると食べ物が消化され腸が動き出して便を直腸に送り、その刺激によって便意が生じて排便しやすい状態になるのです。しかし、朝食を摂らなかったり、朝食後にゆっくり排便する時間が摂れなかったりすると、便意がおさまって便が腸に溜まってしまいます。

排便されず腸に溜まった便は固くなるため腹痛を引き起こし、便秘症になりやすく、悪循環を生むのです。

便秘とは、個人差はありますが、排便が週3回以下、5日以上排便がない。毎日排便があっても、出す時に痛がる、肛門が切れて血が出たりすることも便秘と言えるでしょう。
子どもの便秘症を改善するには、早寝早起きをして朝食を摂り、こまめな水分補給をしながら全身を使った遊びをいっぱいしてみましょう。朝食後に家でゆっくりトイレに入る時間を作るといった工夫も必要です。

 

 

 

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