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子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2024年8月号

今月のテーマ

いたずらと好奇心
子どものおしっこ
お手伝いをしたがる子ども
朝食の大切さ

 

 

いたずらと好奇心

 

子どもは触るもの見るものすべてが新鮮で、「何だろう、これ」と思わず触ったり、つかんでみたり、投げてみたり、五感のすべてを使って好奇心を満たそうとします。

この行動は大人から見るといたずらに見えますが、子どもにとっては探究心のあらわれです。

そのような子どもの探究心を満足させるために、危ないことや迷惑をかけることは声かけをして、可能なかぎりおおらかに見守りましょう。そして、あるところまではさせて、これ以上はダメという境界を決めておくとよいでしょう。

また、家庭の方針もあるなかでも、発達と年齢に合わせて子どもの目線で向き合ってみると案外、楽しい発見があるかもしれません。
子どもの好奇心を満足させるためには、家の中が多少ちらかるようなこともありますが、ずっと続くわけではありませんからしばらく様子をみていきましょう。

子どもは個人差もあり、なかにはいたずらなどはしないという子どももいます。いたずらしない子どもの場合は、先回りして声かけをしないで子どもの後ろからさりげなくついていき、子どもの目や足がとまったものに一緒に目を向け、子どもの発する言葉を共に感じてみましょう。

それが、子どもの興味を後押ししていき探究心を伸ばすきっかけとなることでしょう。

 

子どものおしっこ

 

夏になると、子どものおしっこが以前に比べて回数が急に減る、おしっこの色も黄色いなど心配になることがありますが、子どもが食欲があっていつもと同じように元気に遊んでいれば、あまり心配する必要はありません。

子どもは汗をかきやすく、大人に比べて水分を体に蓄えることができないため、特にこまめに水分を補給して、おしっこをするように心がけましょう。

そして、子どもがおしっこを我慢することを繰り返したり、濡れた下着をつけ続け不潔な状態にしていると尿路感染症などのトラブルになることがあります。子どもがトイレに行く回数が頻繁と感じたらおしっこの状態を観察し、また排尿前後に不快感や痛みなどを訴えるようでしたら水分をより多く取って、おしっこをすることを促しましょう。排泄物の色や形状は、健康のバロメーターとなり、服用している薬によっても変わることがあります。

もし、このような症状がある場合、高熱が原因で水分がうまく取れなかったり、機嫌が悪く食事がとれないなど、子どもは急に症状が悪化することが少なくないため、早めに医師の診断を受けましょう。

 

お手伝いをしたがる子ども

 

子どもは新しいことや大人のしていることに興味を持ち、人の真似が大好きです。また、身近なお母さんの手伝いをするのが大好きです。真似をしたいという気持ちと面白そうだと思う遊びの気持ち、同じように“やってみたい”という気持ちもあるでしょう。子どものそういった意欲を大切にするためにも、やれる手伝いの方法や内容を工夫してみましょう。

実際には小さい子どもに手伝われると邪魔をされたような気持になることもあるでしょう。例えば、掃除を始めると掃除機のホースを持ちたがり、お母さんは思うようにできないのでつい、「あっちで遊んでいてね」などと言ってしまいがちです。

また、食事の後片付けを始めると茶碗や皿を運ぼうとします。皿を落としてしまったり、残っていた汁をこぼしたりなど、後始末に時間がかかったりしますが、それでも、台拭きをしてもらったり、出来ることを選んでお願いしたり、手を添えてあげながら手伝わせてあげてください。

そうすることでどのように持ったら落とさないで済むか、汁をこぼさない様にはどうしたらいいか、体験する中で子ども自身が学んでいきます。そして、例え手間がかかり、お母さんが大変な思いをしたとしても、「ありがとう、手伝ってくれて助かったわ」の一言を忘れないで声を掛けてあげてください。認められたという満足感は、子どもにとってかけがえのないものとなっていきます。

褒め上手は子どものやる気を育てます。しかし、やってはいけないことや危険を伴う手伝いは、親がきちんと話して聞かせることも大切です。

 

 

朝食の大切さ

 

眠っている夜中は体温が下がり、活発に活動する日中は体温が上がります。朝はまだ、体温は上がっておらず、脳は活発には働いていないので、目覚めが悪い子どももいると思われます。夜型の体調をいつまでも引きずっていては午前の遊びも思うようにいきません。

体温を一定温度にあげるには、食べ物を食べることです。特に朝食にたんぱく質のおかずを取ることが、早く体温を上げ、頭の働きを活発にします。たんぱく質の食品を主菜に使い、卵料理の目玉焼きや卵焼き、肉料理のハムソテー、豆料理の納豆、魚料理のアジの開きなど、朝の忙しい時に作る料理はその人の生活の仕方に応じていくつかのパターンを持っていると慌てないでしょう。

また、脳は大変エネルギーを使う器官です。エネルギーを出すための食事は何といっても主食のご飯やパンですから食事を摂らないと、この大切なエネルギーを得るために体の組織を作っているたんぱく質を崩して使うことになるのです。おかずだけでは主食のご飯やパンをエネルギー源として食べないといけないのには、ここにもわけがあるのです。

このように朝起きた体には朝食によってエネルギーを補充する必要性があるにもかかわらず、生活リズムが乱れていると、食欲が出ない場合も多いようです。朝のスイッチを入れる意味でも朝食は大事な役目があるようです。もし、朝食の必要性は分かっていても、忙しくて取れない時は、パン・おにぎりに野菜のスムージーや果物も添えられるといいでしょう。

早寝、早起きに努め、朝食を食べて、元気のスイッチを入れましょう。

 

 

 

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