今月のテーマ
・子どもの入園
・子どもの褒め方
・おもちゃの選び方
・朝食の必要性
子どもの入園
母親が仕事を始めると子どもと過ごす時間が限られたり、環境や生活リズムが変わってきます。
人の成長の基本で大切なことは、信頼感であるといわれています。生まれて親からの愛情を注がれた赤ちゃんは、信頼感が芽ばえていくことでしょう。そして、親が子どものことを思っていれば離れている間も安心して過ごせるようになります。
子どもが入園し、一緒にいる時間が短くても、家庭生活の中で一緒にお風呂に入ったり、絵本を見たりする等、関係を深めていくことで子どもが安心でき自分が愛されていると感じられるような信頼関係ができていきます。また、園などの集団で生活することは社会性の発達にとって望ましい経験になり、家庭では得られないものもたくさんあります。
子どもが「今日は、〇〇だった。」と話をする時にはよく聞いてあげ、語りかけることが大切です。園生活が順調にいっても、何か気になることがあるときには、園や担任に相談をしましょう。そして、休日は家族でゆっくり子どもと関わる時間をとりましょう。
子どもの褒め方
「子どもはほめて育てよ」とよく耳にする言葉ですが、実際に子どもを育てていると「ほめなくてはと思いますが、何をどうほめたらいいのかわからない」と、とまどってしまうことも多いです。
たとえば、初めて歩けるようになった赤ちゃんは、なんとも言えないうれしそうな「やった!」という表情をします。その様子を見守っていたまわりの大人も「がんばったね」と手をたたいていっしょに喜ぶでしょう。赤ちゃんといっしょになって「赤ちゃん自身の気持ちに共感すること」となり、それが「ほめる」ということの本質であり、いちばん大事なことです。
子どもを「ほめる」というと、何かできたときや、がんばったときだけと考えがちですが、それ以外にもほめるチャンスはたくさんあります。
例えば、子どもがお絵描きをしているときは「楽しく描けたね。」食事の時には「〇〇をおいしく食べたね。」と感じたことをさらりと言いましょう。
また、ほめじょうずな親とは何でも褒めるのではなく、子どもの成長に寄り添い共感することでしょう。そのためには、できるだけゆったりとした気持ちで子どもの姿を見ていきましょう。
おもちゃの選び方
おもちゃは遊びの中で子どもの発達を刺激し、興味や関心を満たす役割をもっています。
例えば、子どもの体や心の発達の状態や遊び方によって選ぶおもちゃも違ってきます。はいはいやひとり歩きができるようになると、追いかけて動くボールや電池で動く自動車などを喜ぶようになります。
おもちゃを選ぶにあたっては、まず安全な物であることが第一です。
小さい子どもは何でも口にもっていきますので、飲み込む心配のある細かいものや色落ちしそうな物は避けましょう。
また、尖ったところや角がなく丈夫で作りのしっかりしたものがいいでしょう。ちょっとした部分でケガをすることもありますので壊れたり、緩んだりしていないか、こまめに点検することやおもちゃの数が多すぎて散乱してしまわないように取りやすいところに片付けることも大切です。
ただ、初めから子どもにぴったり合ったいいおもちゃを選ぼうとすると、とても大変になります。
親が楽しそうだと感じたものを選び、子どもが楽しんでいるかどうかを見てみましょう。また、子どもにおもちゃを買い与えるだけではなく、周りの大人もおもちゃで一緒に遊ぶことで「こんな遊び方もある」と子どもは新しい発見をします。
子どもと大人のふれあいの中でこそ、おもちゃの魅力がより引き出されていきます。
朝食の必要性
子どもの朝食と体温は関係があり最近、体温が低い子どもが多いといわれています。そして、朝は休息モードになっていて体温が低い状態にあり、一定温度に上げるには朝食をとるとよいといわれています。朝食にたんぱく質のおかずをとることで早く体温を上げ、さらに頭の働きを活発にします。
例えば、目玉焼き、ウインナー、納豆、あじのひらきなどの料理は、それぞれの家庭で作りやすいメニューです。トーストやおにぎりだけの朝食は偏りがあり、好ましくないためたんぱく質の食品は主菜として摂りましょう。
また、脳はエネルギーを使う器官です。この大切なエネルギーを得るためにたんぱく質とごはんやパンもいっしょに食べ、体の組織をつくります。そして、子どもは生活リズムが乱れていると食欲がでない場合もあります。
まず、朝しっかり目を覚ましてから食事をとれるように、早寝早起きで生活リズムを整えましょう。
参考文献
- 0~3才 個性を伸ばす能力を育てる
- 生活習慣のしつけ 他
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