今月のテーマ
卒乳
授乳は、子どもの成長にとっても親子の愛着をはぐくむうえでも大切なものです。子どもは、成長するととともにやがておっぱいやミルクを必要としなくなり、自然に離れていくことが理想です。
離乳食が進み、子どもは1日3回きちんと食事がとれて水分や栄養を摂ることで、次第におっぱいやミルクの回数や量も減っていきます。子どもによっては、安心のためにおっぱいをほしがることや、夜は眠る時だけ欲しがるようなことなどもあるようです。体調の良い時に、子どもが無理なく自然に離れていけるようにゆったりとした気持ちですすめてみましょう。
なかには職場復帰を目標に、期限を決めて卒乳をする方法もあります。「おっぱいとバイバイしようね」と、言葉をかけて繰り返し接することで子どもは何か今までとは違うと感じるでしょう。子どもといっしょに歌をうたったり、絵本を見るなどふれあいの時間を持つことで安心感にもつながり、できるならば家族にも協力してもらえるとよいでしょう。
また経験談を聞く機会があれば話しを聞いたりすることも良いでしょう。そして、必要な時には保健師や専門職に相談してみましょう。
子どものお着がえ
子どもが夢中で遊んでいるときは、服が濡れていても“もっと遊びたい”という気持ちから着がえを嫌がることがあります。親からすれば、つい“着がえを先に”と思いがちですが、まずは子どもの今の気持ちを考えてみましょう。
そして、「そうなのね」「まだ遊びたかったんだね」と、子どもの気持ちにより添い「お着がえしてからいっしょに遊ぼうね」など声かけしてみましょう。自分でお気に入りの洋服を選ぶことができれば、自然に着がえることにつながることもあります。
子どもに、「お着がえして、ごはんたべようね」「お着がえしたら、公園いこうね」など見通しをたてられる声かけをすることも良いでしょう。
着がえやすいゆとりある服を準備して、子どもが自分でできることを見守ってみましょう。かぶりの上着で頭をだすタイミングで「ばぁ!」や、袖やズボンに手足を通す時は「足はどこかなどこかな」と、子どもに声かけすることで楽しく着がえられるでしょう。
子どもが自分でズボンを履こうとする素振りが見えたら、低い椅子などを用意すると履く時に体が安定して履きやすくなります。
時には、ズボンの後ろからそっと手伝うことで「自分でできた!」という気持ちがさらに高まっていくことでしょう。
早寝早起き
子どもは毎日必要なだけの睡眠をとれば、自然と起きたくなるようです。夜早く寝れば朝早く起きれ、夜遅く寝れば朝なかなか起きられないというものです。
子どもが早寝、早起きになるようにするために次のようなことに気を付けましょう。
1,朝はなるべく同じ時間で起こすようにしましょう。
2,昼間は、子どもが体を動かしてのびのびと遊べるようにしましょう。
3,入浴と夕食をゆっくりと摂り、食事の後すぐ寝かせないようにしましょう。
4,夕食から就寝までの間、刺激的なテレビをみせたり、激しい遊びはしない方が良いでしょう。
5,寝室は暗くして、静かな環境にしましょう。
6,寝る前には、静かにスキンシップやお話をしましょう。
7,朝、自分から起きれたら褒めてあげましょう。
寒冷じんましん
寒冷じんましんは冷たい空気が肌に触れたり、冬の戸外で冷たいものに接触するなど、寒冷刺激を受けた時に体が反応して生じるじんましんのことを言います。
原因としては冷たい風に触れる、冷たい飲み物や食べ物をとる、運動後や湯上りに体を冷やすといった冷え刺激で発症します。
なかでも温かい所から寒い所へ移動するなど、急な温度変化を伴う場合に出やすい傾向があるため、『寒暖差アレルギー』とも、呼ばれています。
症状は、冷たい刺激を受けた直後から数分以内に赤み、かゆみ、みみず腫れのような膨らみが出現します。症状のほとんどは24時間以内で治まりますが、再び寒冷刺激を受けると、繰り返し症状が現れることがあります。
そういう場合は、
①症状が出ている部分を温める。
②かゆみが強い場合や繰り返し症状がある時は皮膚科を受診するようにしましょう。
予防としては温度変化を避けるようにし、温かい場所から寒い場所に移動する時は、防寒対策をし、急激な温度変化を避けるようにしましょう。
※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。