本日、クオラカップ2018を開催しました。クオラカップとはグループ全体で前年度の頑張りを発表しあいアイデアや活動を共有し、交流を図ることを目的とした業務改善コンテストです(今年は2019年ですが「2018」と冠しているのは前年度の活動の発表の場だからです)。例年4月の第2金曜日に開催しております。
全エントリー29チームから一次審査(書類選考)を通過した12チームが本戦に出場しました。今回、とてもレベルが高く本戦出場チームの選考は困難を極めたとのこと。当日の発表に期待が集まります。
審査は
- 9名の審査員による4つの審査項目(①問題把握、解決力②活動結果、③活動の質、プロセス④グループへの貢献度)計20点、合計180点による審査で1位から5位まで表彰。
- 審査員を除く会場のオーディエンスに一番素晴らしかったと思うチームを1チームだけ記載してもらい、「会場賞」として表彰。
という2つの方法で行いました。
毎年200席が参加者で埋まります
発表内容を全てお伝えしたいところですが、ここからはダイジェスト形式でお送りします。
1.生きてるだけでまるもうけ(特別養護老人ホームマモリエあいら 生活サービス課・相談課・地域連携室・事務管理課)
2.安全対策チーム(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部 回復期リハビリテーション病棟)
3.脱!ポリファーマシーのすすめ~初級編~(クオラリハビリテーション病院 薬剤課・療養病棟)
4.検査課information~検査課イメージ向上委員~(クオラリハビリテーション病院 臨床検査課)
5.予約制周知し隊(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部外来 )
6.平成最後の法改定 在宅強化型算定に伴うリハ課の取り組み(介護老人保健施設クオリエ リハビリテーション課 )
7.みんなで防ぐラテックスアレルギー(クオラリハビリテーション病院 看護部手術室)
発表に対して審査員から質問が飛ぶ場面も
8.クオラあいらの愉快な仲間たち(クオラリハビリテーション病院あいら 全職員180名)
クオラリハビリテーション病院あいらは院長自ら登壇のサプライズで会場から感嘆の声が上がりました。
松下審査員長から「この発表は誰が計画したんですか?」との質問。
9.OMUTSUぴったり~感染対策をしよう~(特別養護老人ホームマモリエ 2Fフロア)
10.パンフレットつくり隊(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部一般病)
11.回復期病棟患者のADL向上を目指して ~更衣動作に着目して~(クオラリハビリテーション病院あいら リハビリテーション部 回復期病棟チーム )
12.やってて良かったユニット式(特別養護老人ホームマモリエ 生活サービス課・相談課)
全チーム5分の持ち時間をめいっぱい使い発表しました。実は、制限時間を10秒オーバーすると減点が行われ毎年そのようなチームが発生するのですが、今年は減点されたチームはゼロ。
すべての発表が終わり審査時間を利用して2つの表彰を行いました。
永年勤続表彰
医療法人クオラ・社会福祉法人クオラでは、15年から25年、35年と10年毎の永年勤続者を対象にグループへの貢献への感謝とその功績を讃え、表彰するとともに金一封を贈呈しています。
今年は、両法人合わせて20名(25年:4名、15年16名)が対象となり、2名の職員が代表して表彰を受けました。
ケアマイスター認定
もう一つの表彰として、社内資格制度であるケアマイスター制度にてスペシャリストとして11名の認定式を行いました。
ケアマイスター制度について、詳細は下記リンクをご覧ください。
審査結果発表
審査の集計が完了し、いよいよ結果発表へと移ります。
結果発表を前に、4月に赴任後初めて審査員として参加した医師からは「発表のレベルの高さに驚きました。クオラの勢いはここから来ているんだなということを実感しました。」との講評。
まずは会場の心を一番掴んだチームの発表です。
会場賞 平成最後の法改定 在宅強化型算定に伴うリハ課の取り組み(介護老人保健施設クオリエ リハビリテーション課 )
介護老人保健施設は全国で10%程度しかない、在宅復帰に力を入れている施設の証である「在宅復帰超強化型老健」です。在宅復帰超強化型老健としていかにリハビリテーションを充実させるかという工夫が会場から評価されました。
第5位 やってて良かったユニット式(特別養護老人ホームマモリエ 生活サービス課・相談課)
特別養護老人ホームにてショートステイの居室の配置を変更することで利用者様の満足度を上げ、また職員の情報共有を充実させた取り組みについての発表でした。
第4位 OMUTSUぴったり~感染対策をしよう~(特別養護老人ホームマモリエ 2Fフロア)
感染対策についての職員の知識を深め、それを元にオムツ交換の技術の向上や最適なオムツの利用といった改善活動を発表してくれました。
第3位 予約制周知し隊(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部外来 )
クオラリハビリテーションあいらでの外来予約制導入にあたっての取り組み、また導入後の反応等について先行文献を引用しながら学会さながらの発表でした。
第2位 平成最後の法改定 在宅強化型算定に伴うリハ課の取り組み(介護老人保健施設クオリエ リハビリテーション課 )
会場賞に引き続き2位の受賞。実は1位との点数差はわずかに1点。
そして、いよいよ第1位の発表です。
第1位 クオラあいらの愉快な仲間たち(クオラリハビリテーション病院あいら 全職員180名)
最優秀チームは初の医師発表となったクオラリハビリテーションあいらとなりました。
病院として患者様が増えていく中、忙しさの中で一度立ち止まり病院全体として一致団結して「患者様のために」という意識統一を行っていこうというメッセージが最優秀賞を導きました。
表彰を受けたチームだけではなく、発表した12チーム、また本戦には進めなかった全29チームの努力の結果が今回のクオラカップの盛り上がりへと繋がっているように思います。また明日からグループ全体でサービスの質の向上に向けて努力してまいります。