今月のテーマ
・おねしょの対応
・子育てなかまママ友・パパ友
・子どもの食欲
・子どもの集中力
おねしょの対応
子どもの排尿は、昼間起きていて活動しているため、膀胱の刺激がきちんと脳の方に働き、漏らすことは比較的少なくなります。しかし、寝ているときは、昼でも夜でもその刺激がよく伝わらず、特に夜間は8時間以上の長い間になり、膀胱にたくさんの尿がたまり、漏れてしまうこともあるのです。5歳以降になっても数日おねしょが続くことは珍しいことではないといわれています。
おねしょが起きる原因として考えられることは、水分の取りすぎやおしっこの促し過ぎによる膀胱機能の未熟さがあげられます。
対策としては、朝や昼は水分を十分摂り、夕方からは少なめにし、冷たい飲み物は避けて、なるべく水や白湯にしましょう。水分が欲しくなる甘い物や塩分は控えめにし、食事は薄味を心がけ、冷房など冷えすぎ対策なども必要です。
そして一番大事なことは起こさない・焦らない・怒らない の3つです。
夜中、子どもを起こしてトイレへ促す事は睡眠リズムを崩し、睡眠中膀胱にしっかりおしっこを溜める事ができなくなってしまいます。
また、いろいろ対策をしても、おねしょをすることもあります。親の気持ちは伝わってしまうので、焦らず、温かく見守る気持ちが何より大事です。子どももおねしょをしてしまうと心の中で“しまった”と思っている時に怒られると、子どもも傷つき、神経質になるかもしれません。
おねしょをしなかった時は一緒に喜び、年齢が増すに従って漏らさなくなることを話し安心させましょう。
子育てなかまママ友・パパ友
子育てをする中で話せる「相手」がいることはとても大事です。出産や引っ越し、転勤等で環境が変わった時は不安に思ったり、何も変わったことがない時でも子どもの姿に迷ったり、悩んだりすることがあります。
特に子どもが小さい時には、子育て中の親同士の情報を交換する場があったり、アドバイスをしてくれるママ友・パパ友がいるということは心強いです。
地域や職場の中で少しの時間を見つけて話したり、子育て仲間が集まる場所で自分と似た状況にいる人を見つけ、情報交換をしてみましょう。誰かに自分の思いや考え、気持ちを聞いてもらうだけで落ちつき、穏やかな気持ちを取り戻すこともあるでしょう。そして、子育て仲間も同じ考えだったり、知らないことに“そんな考えもあるんだ”と気付きや気持ちの切り替えになるかもしれません。
ママ友・パパ友をつくるならまず、子どもと一緒に少しの勇気を出して、自分の関心のある事に関連した場所、たとえば公園や広場、子育てサークル等に出かけてみませんか?
最初から無理をせず、気持ちの負担がない程度の子育て仲間との出会いが、より楽しい子育てとなっていくことでしょう。
子どもの食欲
子どもの食欲は、成長を支え体調を知るうえでとても大切です。
たくさん遊んだ後は、おなかがすいて食もすすむでしょうが、子どもの食欲低下についてはいくつかの理由が考えられます。
食事の間隔が一定でなく、おやつの食べ過ぎやジュースなどの甘い飲みものを飲みすぎといったようなこともあります。また、子どもの環境変化や季節によっても食欲に影響を与えることがあります。
子どもの食欲には生活リズムが関係します。たくさん体を動かして遊び、またおなかをすかせてごはんを食べるといったリズムを整えることが大切です。早寝・早起き・朝ごはんで、生活のリズムをつくりましょう。
そして、家族といっしょに「おいしいね」と言いながら食卓を囲み、時にはピクニックシートを敷いて子どもの食べやすい形態(おにぎり)などを食べる楽しさから、さらに食欲も増すことでしょう。
食べる量は個人差がありますが、「おなかがすいた」と感じることが「おいしかった」という満ち足りた気持ちにつながり、子どもの食欲は育っていくでしょう。
子どもの集中力
小さい子どもはまだ集中する時間が短いですが、夢中で遊んでいる時に親が話かけたりすると、せっかくの遊びが途切れてしまうことがあります。
例えば、
アリの行列を見ている子どもに「何見てるの?」と話しかけると、見るのをやめてしまうこともありますので、子どもが見入っているようすであれば、そっと見守ったり親も一緒に見ることもよいでしょう。
また、お絵かきに夢中になっているところに「何を描いているの?」と話しかけると描くのをやめて話しの方に興味がいきがちとなり、本来子どもがしたかったお絵描きが十分にできなかったということにもなりかねません。 子どもへの過剰な声かけは、せっかくの遊びが中断するだけでなく親の視線を気にしてしまうので、さりげなくそっと見守りましょう。
そして、テレビやYouTubeなどは集中して見ているというよりも、画面や音の刺激によって釘付けになっているだけのようで、画面からの一方通行的な発信される状況では、子どもの集中力は育ちにくいといわれています。
子どもは、遊びややりたいことをやりたいときに思う存分にできることで集中力が育っていくことにつながるでしょう。
※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。