人、未来、ここから始まる。

認定こども園クオラキッズ

子育て情報配信サービス「すこやかネット」 2024年4月号

今月のテーマ

子どものごっこ遊び
子どもと散歩
乳幼児期から生活リズム
楽しい食事

 

子どものごっこ遊び

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ごっこ遊びは、子どもが楽しいことを想像してその役割りを演じる遊びです。

おうちでの出来事を真似るとままごと遊び、テレビ番組やアニメになりきるヒーローごっこなど、多くの子どもはごっこ遊びを楽しみながら成長していきます。

子どもは、周囲の環境を観察しながらいろいろな事を覚えていきます。親をはじめ、周囲の大人の行動に興味深々で、とにかく真似したくなるのです。最初は真似をしているだけだったのが、いろいろな設定を考えたり子どもなりに工夫をしたりするようになっていきます。また子どもはなりきることで、その人の立場や大変さ、どんな気持ちなのか、といったことを考えるようになっていきます。

初めは、親や大人の真似をして遊び「野菜を切って鍋に入れる」「ぬいぐるみにミルクを飲ませる」といったごっこ遊びです。その後は、役割を演じることに変化していきます。親になりきってお料理をして配膳し、子ども役の子に食事を食べさせるなどのお世話をするところまで演じます。たとえば、おままごとなら親が周囲にいろいろと気を配っていることや、「ありがとう」と言われるとうれしい気持ちがする、といったことなど想像力を高めていくことができます。いろいろな人になりきると、その人の立場や大変さ、どんな気持ちなのか、といったことを考えるようになっていくことでしょう。

ごっこ遊びを通して子どもは社会の中で生きていくための力をはぐくんでいき、社会性・コミュニケーション能力やごっこ遊びには場面をイメージしながら遊ぶことで、子どもの想像力がはぐくまれていきます。子どものごっこ遊びを、いっしょに楽しんでみましょう。

子どもと散歩

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新年度を迎え、忙しくなるご家庭も多いかと思います。
慌ただしい季節ですが、そんな時こそ子どもと一緒に散歩を楽しんでみませんか。
暖かな日差しや芽吹いた葉の色、小さな野花の香りなど、子どもと一緒に外を歩くと、五感で春を感じることができます。春になり、地面をみると足元の巣から忙しそうに出てくるアリを子どもと同じ目線で眺めてみましょう。ちょうちょや花にいる幼虫など、子どもの興味あるものが見つかったり、家族にとっても新鮮な時間かもしれません。
簡単なおにぎりやおやつを、公園のベンチで食べるだけでも素敵な気分を味わえ、子どもの笑顔やこころが温まるひと時が過ごせることでしょう。
また、子どもと見つけたタンポポやナズナなどの草花を摘んで家へ持ち帰り、コップの水に差してみると、子どもも草花に興味を持ったり、家族の話題にもなります。
新たな季節の訪れを子どもと一緒に喜ぶことで、親子で幸せな気持ちになれることでしょう。

 

乳幼児期から生活リズム

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人は朝日と共に目覚め、日中活動して、陽が落ちると眠りにつくようにできています。
毎日同じリズムで生活すると、体内時計を24時間に同調させることができると言われています。夜ふかしや朝寝坊で体内時計はずれてしまい、生活リズムが乱れ体調も崩れやすくなります。
生後4~5カ月頃になると授乳が規則的になり、離乳食が始まる時期になります。毎日同じ時間に食べることで、1日の生活リズムがつくりやすくなります。
日中の遊ぶ時間や入浴、就寝前の毎日決まって行うこと等も同じ時間で行うと、赤ちゃんも受け入れやすく無理なく生活リズムが整っていきます。
成長と共に夜泣きが始まり、寝る時間が遅くなった時もできるだけ同じ時間に起こすようにしましょう。朝の光は、体内時計をリセットするスイッチと言われているからです。
子どもの心と体が健やかに成長するためには、乳幼児期からの規則正しい習慣がとても大切です。保護者自身が家庭での生活習慣を意識して、子どもの正しい生活リズムをつくっていきましょう。

 

楽しい食事

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子どもは行儀よく座って食事をすることだけを求められても、なかなか実行することは難しいです。
集団での食事と家庭での食事とは雰囲気や環境、そしてルールも違うこともあり、子どもの食事のようすが家庭と集団の場で異なることも少なくありません。

家族がそれぞれ好きな事をしてなかなか食卓にそろわなかったり、食事中の荒々しい会話や食べ方への口やかましい指示、沈黙、新聞や携帯電話などを見ていると、子どもにとっては座っていても楽しくないでしょう。
また、あまり食べない時は心配になりますが、お腹が空いていなかったりすることもありますので「ごちそう様」をさせてもよいです。
“ごちそう様”は食事が終わった挨拶であることも伝え、“頂きます、ごちそうさま”などはお父さん、お母さんが手本となりましょう。
始めのうちは、「ごちそう様」をした後にしばらく遊んでから「食べる!」という事もありますが、「ごちそう様をして片づけもしたね」と思い出させるのもよいです。しばらく様子を見て、落ち着いてもう一度同じ話を簡潔にするとよいでしょう。
子ども自身が食事の時間と分かるようにテレビを消して環境を整え、大人が繰り返し伝えていきましょう。何より家族みんなが食卓に着いて、楽しく食事することがまずは大切です。

 

参考文献

※聞いてみたいテーマがあればコメント欄にお寄せください。

 

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