昨日、2017年5月13日(金)にクオラカップ2016を開催しました。クオラカップはグループ全体で前年度の頑張りを発表しあいアイデアや活動を共有し、交流を図ることを目的とした業務改善コンテストです(今年は2017年ですが「2016」と冠しているのは前年度の活動の発表の場だからです)。例年は4月に行っておりますが、今年度は都合により5月開催となりました。
全エントリー43チームから一次審査を通過した12チームが本戦に出場しました。
審査は
(1)12名の審査員によるの5項目(①明確な問題意識②客観的な活動効果・結果③活動のプロセス・がんばり④グループへの貢献度)⑤発表の技術・伝える力)各10点合計600点による審査で1位から5位まで表彰。
(2)審査員を除く会場のオーディエンスによ一番素晴らしかったと思うチームを1チームだけ記載してもらい、「会場賞」として表彰。
という2つの方法で行いました。
たくさんの参加があり200席が埋まりました
進行によるルール説明後にいよいよ発表開始です
発表内容を全てお伝えしたいところですが、ここからはダイジェスト形式でお伝えします。
1.シャボンアワーチーム(クオラリハビリテーション病院あいら 看護課一般病棟)
2.あと一歩助け隊(クオラリハビリテーション病院 リハビリテーション部)
3.認知リハユニット(クオラリハビリテーション病院 リハビリテーション部・看護部・相談課)
4.口から食べたい(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部回復期リハビリテーション病棟)
5.回復期チーム 食うおいしいランチ(QOL)は昼食から~第一報~(クオラリハビリテーション病院あいら リハビリテーション部回復期)
6.あなたによりそうリハ会議 part2(介護老人保健施設クオリエ リハビリテーション課通所)
7.病棟リハビリでADLアップ目指すぞ!(クオラリハビリテーション病院あいら 看護部回復期リハビリテーション病棟)
8.転倒転落調査班(クオラリハビリテーション病院 看護部・リハビリテーション部)
9.~もっと人を好きになろう❤~(マモリエあいら 生活サービス課看護)
10.teamCとは一体なに?!(クオラリハビリテーション病院 看護部透析室)
11.~作る楽しみ、食べる楽しみ~在宅復帰へ向けた食事レクリエーション(介護老人保健施設クオリエ ひまわり棟)
12.地域包括ケア病棟患者の自律性を目指して~自主練習の定着化~(クオラリハビリテーション病院あいら リハビリテーション課一般病棟)
全チーム5分の持ち時間をめいっぱい使い発表しました。
「これは難しいぞ」と悩ます審査員長
今回のクオラカップでは審査時間を使いケアマイスター制度の表彰式を行いましたが、そちらにつきましては、また後日ご案内いたします。
審査が完了し、まずは5位の発表です。
第5位 地域包括ケア病棟患者の自律性を目指して~自主練習の定着化~(クオラリハビリテーション病院あいら リハビリテーション課一般病棟)
地域リハビリテーション病棟において、患者さんが自主練習に取り組みやすくするためのツールの作成や、病棟との情報共有についての発表でした。
第4位 あなたによりそうリハ会議 part2(介護老人保健施設クオリエ リハビリテーション課通所)
通所リハにおいて昨年度より実施しているリハビリテーション会議について、質を向上し利用者やサービス担当者へよりメリットを提供するための工夫について発表しました。
第3位 回復期チーム 食うおいしいランチ(QOL)は昼食から~第一報~(クオラリハビリテーション病院あいら リハビリテーション部回復期)
食事の際の姿勢に着目し、より正しい姿勢で患者さんが食事できるように、セラピストが介入し病棟の看護師や介護職と連携する取り組みについて発表しました。
第2位 ~作る楽しみ、食べる楽しみ~在宅復帰へ向けた食事レクリエーション(介護老人保健施設クオリエ ひまわり棟)
在宅復帰強化型の老人保健施設として、食事作りを楽しむだけの食事レクではなく「家庭で作れつ食事作り」を目指し、様々な職種がそれぞれの役割を活かした利用者主体の食事レクについての発表でした。
第1位の前に会場賞の発表です。会場の皆さんの心を一番掴んだのは…
会場賞 あと一歩助け隊(クオラリハビリテーション病院 リハビリテーション部)
「OTにとっての醍醐味」である身体障害から日常生活で困難をきたしている動作をより快適に行うために工夫された自助具の作成についての発表でした。一般的に売られているもので作成できる自助具がたくさん紹介されました。
そして、いよいよ第1位の発表です。
第1位 ~もっと人を好きになろう❤~(マモリエあいら 生活サービス課看護)
特別養護老人ホームという施設の中での看護師の役割を考え、業務の再構築についての発表。専門知識を活かした職員指導・育成の取り組みや、予防を重視したアセスメント、施設のコミュニケーションの要となることによるチーム作りについて発表しました。
この取り組みにより、入所者の入院数・肺炎による入院数はともに減少し、また職員の有給取得率の向上、超過勤務の軽減、離職率の低下という結果がもたらされたということです。
実は、マモリエあいらの優勝は3年連続。来年こそはマモリエあいらの牙城を崩すチームが現れるのでしょうか。
年々、活動の質や発表のスキルが上がってきており、それぞれの事業所がや役割を考え積極的に改善活動を行っていることが見てとれます。また、今年は複数職種・部署をまたいでの参加が多く連携が進んできていると感じました。今から来年度のクオラカップが楽しみです。